留学生として、日本に住む一員として

日本での生活を振り返る


ミドルベリー大学日本校では、普段の授業時間とは別に、留学生たちに短い日本語の記事を定期的に書いてもらっています。
日本に来てから感じたこと、発見したことを書き記すことで、日本語の上達はもちろん、自身の気持ちの変化や成長にも気づかせてくれます。

留学生活は毎日特別なことがあるわけではありません。
私たちのプログラムはフィールドトリップなど外に出る機会が多い方だと思います。
それでも基本的には周りの日本人学生と同じ、普段の生活が続きます。
しかしその普段の生活の中にこそ、文化の違いや社会の仕組みの違い、国民性などが如実に見えてくるものだと思います。

ご飯を作る、食べる。
ちょっと買い物に行く、バスや電車に乗る、店を選ぶ、商品を選ぶ、買う。
友達の家に行く、靴を脱ぐ、カーペットの上に直接座る、談笑する。

日本人としては当たり前の生活でも、一つ一つ観察すると、文化や国民性が染みついているのがわかります。
些細な違いを逃さず感じ、その時自分がどう思ったのかを考える。
受け入れられる?だめ?むしろGood?もっといいアイディアがある?

こうした振り返りが、長い留学生活ではとても大切な学びになるのではないでしょうか。
旅行者ではない目線で、日本で普通に暮らしている住人の一人として「居る」ことに気づいて毎日を過ごせたら、きっと素敵な留学生活となるでしょう。

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