三鷹市(東京都)とミドルベリー大学日本校

三鷹市民として、地域の一員として生活する

 

学生の留学先、ICU(国際基督教大学)は東京都三鷹市に位置しています。
駅前には高層マンションやにぎやかな商店街がありますが、少し離れると農地があったり、野川公園があったり、と豊かな自然も残されています。(ICUキャンパス内にはタヌキも時々出没します)。
ジブリファンなら一度は行ってみたいと願う三鷹の森ジブリ美術館も三鷹市内にあり、国内外から観光客が集まる街でもあります。

また、三鷹市は日本で初めてのコミュニティセンターができた場所でもあり、現在も市民活動が活発です。

2005年には世界の名だたる都市を抑えてインテリジェントコミュニティオブザイヤー(世界一!)にも選ばれており、産官民が協働してまちづくりを行っているモデルケースとしても知られています。(詳しくはこちら

この三鷹市で学生たちは住民登録を行い、一市民として留学生活を送っているのですが、キャンパス内にいるとなかなか地域住民との交流の機会がないのも事実です。

そこで、ミドルベリー日本校では学生が地域に溶け込めるように、様々な活動をしています。

例えば、大沢住民協議会の方々との交流です。大沢コミュニティセンターまで出かけ、一緒に食事をしたり、素敵な雑貨を作ったりします。数時間の交流ですが、大学の外に住む地域の方々と直接交流できるよい機会です。毎年参加している地域の方もいらっしゃり、この交流会を楽しみにしてくださっているようです。

(2018年の交流の様子)

 

 

 

 

 

 

 

また、地域参加活動先として三鷹市にある会社、学校、市民団体などで学生を受け入れていただいています。
この地域参加活動はミドルベリー大学日本校の大きな特色の一つであり、力を入れている活動でもあります。活動先も年々増えており、また分野も多岐にわたっています。例えば、小学校で英語の授業の補助をする学生もいますし、出版社で翻訳に関わる学生もいます。(詳しくはこちら

さらに、授業では三鷹市内(一部武蔵野市内)の個人経営のお店や商店街を一つのトピックとして取り上げており、実際に現地に行ってお店の方とお話をしたり、授業で発表や討論を行ったりすることによって三鷹市について理解を深める機会も作っています。現地調査の際に学生はお店の方にインタビューを行うのですが、その際に嫌な顔せず快く対応してくださる方々が多いのも三鷹市の素敵なところです。

三か月から一年という短期の滞在ではありますが、このように交流会や地域参加活動を通して、学生はお客さんというより地域の一員として三鷹市で生活できるように努力しています。
単なる語学留学で終えるのではなく、三鷹というこの地でより多くのことを学ぶことができるよう願っています。