地域で活動する留学生(三鷹の店編)
ミドルベリー日本校の学生たちは「地域参加学習」という授業を通して、地域の会社、団体、学校等で合計24時間活動しています。
今回は和菓子屋さんで活動するセリンダさんとお寿司屋さんで活動するベンさんを紹介します。
セリンダさんは三鷹市内にある末廣屋喜一郎という和菓子屋さんで活動をしています。
普段はお店で看板商品のどら焼きの袋つめをしたり、作業の様子を見学したりしていますが、不定期にあるイベントの手伝いをすることもあります。
10月のある晴れた日曜日、セリンダさんはコミュニティ祭りで出店のお手伝いをしていました。お店のテントの前には子供から大人まで様々な年代の人が並んでおり、テントの隣ではおいしそうにお団子を頬張っている人がいます。
ここでセリンダさんはお客さんの注文を聞き、袋に詰め、お金を受け取ってお釣りを返すという責任のある仕事を任されていました。お金を扱うのは留学生にとって緊張することだと思うのですが、セリンダさんは慣れた様子でしっかりと対応しており、お店の一員として溶け込んでいました。
セリンダさんも「緊張したけど、お会計を任されたとき、信頼されている気がしてうれしかった」とコメントしていました。
さて、次はベンさんです。
ベンさんは、同じく三鷹市にあるお寿司屋さん、長久鮨で週に一度活動をしています。
普段は黒い服装が多いパンクロック好きのベンさんですが、お寿司屋さんの白い調理衣姿(帽子付き)も似合っています。
常連さんともすっかり顔なじみになっているらしく、毎回活動に行くたびに話をしたり、隣のラーメン屋さんに一緒に行ったりしているそう。
お店のマスターもとてもやさしい方で、ベンさんはかっぱ巻き作りなど様々な経験をさせてもらっているようです。
地域活動をしなければできなかった経験や縁。活動終了後もぜひ大切にしてほしいと思います。