笠間市フィールドトリップ2018

【3月25~28日】3回目の茨城県笠間市フィールドトリップ


先月末、春の陽気に包まれた晴天の中、今年も無事に笠間市でのフィールドトリップを終えました。
このプログラムの大きな目的は、インバウンド需要の増加や東京オリンピックが近づく中、外国人観光客をどうしたらうまく流入できるのか、満足させられるのかを留学生の視点で考え、提案することです。
今回は主に笠間市の大きな観光スポットである笠間稲荷神社の前面にあります、笠間稲荷門前通り商店街を中心にフィールドワークをしました。

移動編
東京から笠間駅までは電車、笠間駅から門前通り商店街へは徒歩&自転車で移動し、アクセスのしやすさを検証しました。
→電車は常磐線と水戸線(こちらが笠間駅を通る)が同じホームにあり、乗る電車を間違えてしまった。
→駅から徒歩での移動は難しくなかった。道もわかりやすかった。
→笠間駅前にあるレンタサイクルは英語のサインもあったし便利だった。だけどもっとサインが大きいと助かる。
→アメリカでは電動自転車は広く普及してないので、普通のものと電動とで分かりやすい説明があると嬉しい。
→地図には日本語と英語が併記され、写真や図・アイコンがあるとわかりやすい。

交流編
門前通り商店街のいくつかのお店の人たちと交流しました。
入りやすいお店とは・・・食べ物が外から見られる、展示されている。戸が開いている。
商店街やお店にあったらいいもの・・・wifi。クレジットカード対応 or ATM。外国人にもわかるようなトイレが自由に使えるというサイン。伝統的な音楽。駐輪スペース。休憩ができるベンチ。
また逆に、スプーン・フォークでの提供や英語だけのメニューは日本の文化・伝統が味わえないのでいらないという意見も留学生たちから出ました。
 

夜はロッジでレポート&プレゼン準備……。

最終日には調査結果を笠間市長やご協力いただいた市役所・お店の方々などの前で披露しました。

日本語で堂々と発表し、その後の質疑応答タイムも大いに盛り上がりました。
特に自転車の活用についてやATM・クレジットカード決済については市やお店の大きな課題として留学生と様々な意見を交わしました。

今回のフィールドトリップで思ったのが、やはり笠間の人たちはとても温かいということです。
すれ違えば挨拶が交わされ、たまたま出会った人に案内され、合気道を経験させていただいたり、畑の野菜を抜かせていただいたり、食べさせていただいたり。
ひょんな出会いが留学先たちの素敵な思い出となって笠間市を印象付けるものとなりました。
魅力ある地域とは、つまりは住んでいる人たちが魅力的であることなのだと、留学生たちの満足そうな笑顔を見て学びました。

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