日本の里山の美しさ、そのすべてに包まれた町 ”横瀬”
2月20日、今年の秋季プログラムに初訪問する予定の横瀬町を視察しました。
横瀬町との出会いは偶然で、その町長、富田能成様が国際基督教大学(以下、ICU)卒業生ということで、ICUとの連携を考えていたそうです。
そこで地域活動やフィールドトリップを重視し、盛んに活動している私たちのプログラムに声をかけてくださいました。
東京から2時間ほどで着き、都会ではできない地域交流ができる機会は大変魅力的です。
私もディレクターも横瀬町へは初めて伺いましたが、環境の美しさに驚き、留学生にとっても実りのあるプロジェクトになるだろうと実感しました。
昼食は蕎麦屋で富田町長のごちそうになりましたが、美味しい!
久しぶりにおいしい蕎麦を食べました。
秩父の美味しい水で作られた手打ち蕎麦と季節の花を添えた目にも美しい料理は、郷土愛の込もった特別な美味しさがありました。
お店の方も郷土愛にあふれ、町長を信頼し、ともにすてきな町を作っていこうと前向きな方たちばかりでした。
私の田舎もそうですが、地元にずっと住んでいると、なにかしら諦めのようなものが生まれる人が少なくありません。
しかし、その人たちが具体的に何かしようとしたというのはほとんど聞きません。
前向きで、わが町を良くしようと協力する人が多いこの横瀬町はそれだけで幸せなことです。
昼食を食べた後は横瀬の見どころを散策しました。
広がる棚田やあしがくぼの氷柱、
悠然と佇む横瀬のシンボル、武甲山。
ほかにも観光農園や札所巡りもあり、留学生たちがフィールドワークする際にどれを推すか迷うくらい魅力の多い町でした。
何を残し何を変えていくのか、留学生たちと横瀬の中学生たちを交え、郷土を考える良いプロジェクトになりそうです。
訪問日の9月23,24日はちょうど稲刈りが盛んになる時期だそうです。
来る秋に向け、このプログラムの豊作も願い計画を練っていきます。