嵐の夜に想う
こんばんは。
大雨でびしょ濡れになりましたが、普段は晴れ男のスタッフ 松井です。
台風7号が迫り東京の夜は強い雨です。
駅のホームからも降り注いでくる雨。
駅を出てからはさらに厄介。
風を味方につけて、ぼくの小さな折りたたみ傘を難なくすり抜け、ぼくの身体めがけてぶち当たってきます。
ぼくの折りたたみ傘は風にあおられ、色々な角度に曲がりながら、最後までぼくを全力で守ってくれました。
すこし力が足りなかったけれど、ぼくにとっては心強い仲間でした。
なんとか家にたどり着いて玄関へ駆け込むと、ふとある物語が頭に思い浮かびました。
「あらしのよるに」
このお話の冒頭のあらすじを紹介します。
『ある嵐の夜に、子ヤギのメイが山小屋に避難したところ、なんと、怖くて凶暴なオオカミのガブも同じ山小屋に避難してきました。
だけども小屋は真っ暗闇なので、お互いの正体に気づかないまま夜通し語り合い、仲良くなってしまいました。』
ぼくは今年度からミドルベリー大学日本校のスタッフとして新しく入りました。
8月の終わりには新しい留学生たちがやってきます。
お互い国や文化など、さまざまな違いがあります。
メイとガブはお互いたいせつな友達になりました。
僕たちもそうでありたいと願う、あらしのよるでした。